【5S】5つのSとは
5S(ごえす)の5つのSとは、整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seisou)、清潔(Seiketsu)、躾(Sitsuke)のローマ字表記の頭文字をとった造語です。
それぞれの意味は何となく分かると思いますが「整理とは?」「整頓とは?」と聞かれるとズバリ答えるのは難しいでしょう。
品質管理においては、以下のように考えられています。
・整理 …要る⇔要らないモノを区別し、要らない物を徹底的に処分する
・整頓 …要るモノを使いやすいように置き、誰が見ても分かるように表示する
・清掃 …身の回りのモノや職場を常に掃除してキレイにする
・清潔 …整理・整頓・清潔を維持し、自分自身もキレイになる
・しつけ…整理・整頓・清掃・清潔のけるルールや規律を守る、守らせる
2005年頃までは整理~清掃までの3Sが主流でしたが、一時的な大掃除活動のように捉えられてしまって、効果を維持できる現場が少なかった事から、3Sを実際行う「ヒト」や「組織」にも焦点を当てた5Sが登場しました。
3Sを通して現場の改善活動をすることで、ヒト(従業員)や組織が成長・成熟できる仕組みが5Sなのです。
逆に言えば、ヒトや組織を成長させたいと思ったとき、そのツールの1つとして、5Sの考え方を活用できるという事です。
5Sは、製造現場のみならず、事務所の改善、もっと言えば仕事のやり方にも活用できます!
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