【補助金】IT導入補助金(3次公募)

IT導入補助金の3次公募中です

 補助額:最大50万円(補助率1/2)

 期 間:9月12日~11月19日

 詳 細:https://www.it-hojo.jp/

事前に登録されたITツール(ソフトウエア)の中であれば補助対象になります。市販されているパッケージソフトであれば基本的に登録されています。IT補助金らしく、ツールの選定~申請はすべてインターネット上で行います。かなりシステム化されています。


採択率

気になる採択率は、、、90%以上だと考えられます。私は10件程関わっていますが、全て採択されています。と言うのも、前述した通り申請がシステム化されており、不備が発生しにくいからです。また、いわゆる「審査」的な要素も少なく、必要事項が全て網羅されていればOKといった感覚です。

また、予算が大幅に余っています。予算の執行状況は3割程度だと予想されます。


IT補助金が浸透しない背景

予算の執行状況が表す通り、IT補助金が浸透しない理由として私は大きく2つを感じています。

  1. 業務効率に対する問題意識が無い
  2. ITなど目に見えない物に頼れない日本人の気質


1.業務効率に対する問題意識

業績向上・改善と言うと、「売上拡大」を考える経営者が多いように思います。私はよく「売上よりも利益」と言っていますが、もし純利益率が5%だったとしたら、10,000円の利益を稼ぐには200,000円の売上を作る必要があります。でも、経費(仕入、販管費、労務費など)削減であれば、10,000円の削減が10,000円の利益に繋がります。

しかも売上200,000円を稼ぐには、今まで以上の労力をかける必要がありますが、経費削減は労力を減らす取り組みでもありますので、10,000円以上のメリットがあると考えます。その方法の一つとしてIT活用があります。人の代わりにITに働かせるのです。


2.ITなど目に見えない物に頼れない日本人の気質

特に昔ながらの商売をしている小規模事業者さんに多いのですが、手書き・紙・面と向かってのコミュニケーションにこだわる経営者さんが多いです。データ管理・電子化・SNSなどに強いアレルギー反応を持ち、様々な言い訳で全力で抵抗します。もちろん、全てやめる必要はありません。うまく併用する事で、更に効率が良くなります。

ソフトウエアは誰にでも使えるように作ってあります。みなさん同じ人間です。プロのレベルを求めない限り、誰かにできて誰かにできない事なんてありません。


ITと言うと「難しい」「うちは関係ない」「歳だから」と毛嫌いされますが、電動工具、生産設備、パソコンと同じような“道具の一つ”として捉えて、積極的な導入を検討頂きたいと思います。

その際、以下のような業務フローチャートを作ることで、問題点やダブり、ムダ作業、情報不足などを社内でディスカッションすると、それだけでも改善策が生まれたりします。おススメです!

0コメント

  • 1000 / 1000